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映画【犬鳴村】はどこがつまらない?面白い・怖いという意見も

映画

2020年2月に公開された映画『犬鳴村』(いぬなきむら)

『呪怨』シリーズで知られるホラー映画の名手・清水崇監督の作品で、福岡県に実在する有名心霊スポットが舞台となっています。

しかし最恐の都市伝説を題材とした映画でありながら、「怖くない」「つまらない」「俺はこの監督の映画は二度と見ない」とまで言われるほどの不評の嵐。

いったいどこがつまらないのか、ダメなのか?

ネットの評判のほか、「面白い」「怖い」という意見もまとめてみました!
(作品のネタバレを含んで作成しています。ご注意ください)

【犬鳴村】どこがつまらない?

あの「呪怨」の清水監督の、実際にある最強心霊スポットを題材にしたホラー映画「犬鳴村」。

すごく話題になっていましたが、いざ公開してみたら不評のレビューが意外と多かったことに驚きました。

一体何がつまらなかったのか、犬鳴村のストーリーを絡めて理由をまとめていきます!

ストーリーが分かりにくい

低評価の視聴者がまず挙げるのは、「ストーリーが分からない」ところ。

ホラー映画といえばまず「怖さ」が最重要。

ストーリーは多少ぶっ飛んでてもOKだったりしますが、「犬鳴村」は設定がおかしくてストーリーが頭に入って来ず、そのため「怖い」よりも「分からない」「意味不明」が先行してしまうという現象が起きています。

とくに真相についてはかなり特殊な内容のため、否定・嫌悪する人も多いよう。

犬鳴村のおおまかなストーリーは以下のとおりです。

臨床心理士の主人公(女性)は霊感が強く、幼い頃から幽霊が見えていた。

彼女の周りでおかしな出来事が起こりはじめ、やがて不可解な変死が続く。

その共通点は有名心霊スポット『犬鳴トンネル』。

すべての謎を突き止めるため、主人公はトンネルに向かうが、そこはけっして足を踏み入れてはいけない危険な場所だった――。

主人公である森田奏が実は犬鳴村の血筋だったというのが判明するのですが、この血族の秘密が明かされる過程が「分かりにくい」という声が多数。

視聴者が納得するような明確な要因やオチは用意されておらず、何となく「そうなのかな・・・?」「多分〇〇だよね・・・?」とこちらで想像するしかないと言われています。

真相がモヤモヤしたまま終わる、というのは賛否両論ありますよね。

また内容は、犬と人間の子供ができてしまう・・・?という、ストーリーの根幹が「え?」「無理じゃね?」という設定になっています。

・・・宇宙人×人間とかゾンビ×人間ぐらいならまだホラーとして成り立ちそうですが、犬は無理では??

「犬鳴村」は「村」というタイトルから感じられる「呪われた場所」の祟りではなく、犬×人間という「呪われた血筋」の話が真相となっています。

それにも「肩透かし」という声があがっています。

「犬鳴村」は「犬神家の一族」のように「先祖の因果が子に報う」という点は古めかしいストーリーなのですが、「呪い」の発生はかなり最近の話です。
(ダム工事をする電力会社の人が出て来るため少なくとも戦後と推測されます)

そうすると「犬と女性が交わる」という設定が苦しい・・・。

令和の時代、ひいおばあちゃんはまだ健在、という人も多いですよね。

あまりにも現実感がないストーリーにはなかなか没頭しにくいです。

また別のファンからは、「和風『インスマウスの影』」とも評価されています。

『インスマウスの影』とはアメリカのホラー作家・ラヴクラフトの代表作のひとつ。

呪われた港町「インスマウス」に興味本位でやって来た青年は、謎の海洋生物との混血者の子孫(魚っぽい見た目)に襲われ、命からがら町を逃げ出します。

町は最後爆破されますが、実は青年も海洋生物との混血の子孫であることを知る、という結末になっています。

・・・これは、まんま「犬鳴村」ですね!

「犬神家の一族」のような「呪われた血筋」のストーリーに、「インスマウスの影」のような「怪物からの逃走」「町からの脱出劇」が入っていたりと、いろいろなホラー要素、さらにタイムパラドックスまで詰め込まれているため、内容がごちゃごちゃして分かりにくい=つまらないとされているようです。

登場人物の関係が分かりにくい

次に挙げられているのは「登場人物の多さ」

これが「分かりにくい」と言われています。

犬鳴村の主要キャストは14人と多め。

主人公は三吉彩花さん演じる森田奏ですが、この森田家だけでも6人です。

これに奏の勤める病院や犬鳴村の謎を知る人物などの関係が入り組んでいて、分かりにくい!=ストーリーが分からないという声が多いようです。

またそれぞれの立ち位置、性格の設定も分かりにくさを増しているようです。

「ホラー映画に出て来る家族ってみんな仲悪いし不穏な空気」とも言われていて、とくに主人公の兄には「腹立つ」「偉そう」とヘイトが溜まっているようです。

登場人物にイライラさせられると、ストーリーに入っていけませんよね。

また怖がりなのに一人で行動するなど設定に矛盾があったりすると、「何で?」となってしまいます。

ストーリーや行動の矛盾が気になって、純粋に「怖さ」を楽しめないとつまらないですよね。

演出が怖くない

ホラー映画としてもっとも致命的なのがこの意見。

などなど、演出に対する不満が爆発しています。

とくに多いのは「怖いよりもびっくりさせるだけ」という声。

「怖くない、笑える」と言い切る人も。

Jホラーの「幽霊そのものを見せない怖さ」「雰囲気のある怖さ」ではなく、ただ驚かせるだけの演出を「物足りない」「つまらない」と感じる人が多数のようです。

肝心の「幽霊」描写についても、衣装が統一されておらず怖くないという声や、「こいつ幽霊だよな?と迷うくらい、姿ハッキリしてて主張が強いご先祖」がいて笑っちゃったという人も。

Jホラーの場合、海外のゾンビやモンスターのように存在感がしっかりあると、ギャグのように感じてしまいますよね。

「犬鳴村」という「場所の持つ怖さ」「雰囲気のある怖さ」と、存在感のありすぎる幽霊がチグハグで「怖くない」「つまらない」という評価になっているようです。

ひどいという意見

役者さんの演技が過剰でわざとらしいという声がある反面、「怖くはなかったが、役者の演技は良かった」という声も多くありました。

また心霊ファンには有名すぎるほど有名な「犬鳴村」を扱うなら、もっと悲劇的な面を出して欲しかったという人も。

犬鳴村を扱っていながら、オチは血筋に関する呪いでした~では確かに納得いかないですよね。

また、地元のファンからは「実物はもっと怖い」という声も。

どれだけ怖いんでしょうか・・・。
見てみたいけど、興味本位では行かない方が良さそうです。

【犬鳴村】面白い・怖いという意見

もちろん「面白かった」「怖かった」という意見もあります!

不評だった怖さの演出がうまくハマり、「怖かった」「面白かった」と感じたファンもいるようです。

映画館で「中高生カップルや女友達同士が、お化け屋敷っぽくきゃあきゃあ楽しそうに怖がっている」のを見て、「若い層」がとくに楽しんでいると感じた人もいたようです。

「びっくり」=「怖さ」がエンターテイメントとして楽しめる人にとっては、かなり高評価だったようですね。

彼氏彼女や友人といっしょにわいわい怖がって見るのが正解かもしれません。

電話ボックスのシーンや、実物の「犬鳴トンネル」がエンディングで使われており、それがいちばん怖いという声もありますw

ちなみに電話ボックスのシーンでは不自然な顔や手が写っている・・・という怖い報告も。

ホラー映画で「本物」が映ってる!と話題になることは多いですが、今作もしっかり映っているようですよ。

怖いもの好きな人は是非チェックしてみてください。

まとめ

清水崇監督の作品で、福岡県に実在する有名心霊スポットを題材にした映画「犬鳴村」は、その前評判とは裏腹に公開後「面白くない」「つまらない」と不評が多かった。

面白くない・つまらないの一番多かった理由は、ストーリーがわかりにくいというもの。

また登場人物が多くて複雑、犬鳴村を題材にしておきながらオチなどの大筋に犬鳴村はあまり関係なかったというものも。

ただし、若い世代など「びっくり」=「怖さ」がエンターテイメントとして楽しめる人にとっては、かなり高評価だった。

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