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鬼滅の刃の最新話「163話 心あふれる」を読んだ感想とネタバレ

6/24発売の少年ジャンプで連載中の鬼滅の刃の最新話「163話 心あふれる」を読んだあらすじと感想を書いていきます。

ネタバレを含むので、まだ読んでいない人はご注意くださいね。

ついに上弦の弐 童磨戦が決着です!

前回は、しのぶは初めから自分が殺され食べられることを覚悟していて、そのため時間をかけて自分の体を藤の花の毒で満たしていた。

しのぶの毒が回った童磨は最後の大技を繰り出すが、カナヲと伊之助に頸を切られ決着でした。

鬼滅の刃「163話 心あふれる」のネタバレ

毒で体は崩れ、更に頸を切られ、童磨は「こんな雑魚に負けるなんて」と思います。

しのぶのことを「頸を斬る力もない剣士ですらない毒使い」、「伊之助のことを剣術の基礎もできていないような奴」と称し、これで消滅するなんて自分は可哀想過ぎると思います。

これほど人に尽くして世の中に貢献してきた俺が・・・と。

そして、もしかしたら自分もまだ死なないかもしれない、猗窩座もなりかけたんだし自分もきっと・・・と考えますが、体が崩れ始めるのを見て「俺はダメなんだ、死ぬんだ」と悟ります。

そして、やはり何も感じない童磨。

死ぬことが怖くもないし、負けたことが悔しくもないんです。

童磨の両親は、童磨がまだ子供の頃に死んでいます。
信者の女性に次々に手を出す父親に母親がキレ、めった刺しにして殺し、母親自身も服毒自殺をしています。

そんな状況であっても部屋を汚さないでほしいとか、まだ鬼ではなかったから血の匂いが臭いとかそういうことばかりで、悲しいとか寂しいなどはほんの一瞬も感じなかったんです。

童磨にとっては人間の感情というものは他人事の夢や幻と同じものでした。

童磨としのぶの会話

死んだ童磨は、胡蝶しのぶと対面します。

「やっと死にました?よかった。これで私も安心して成仏できます」

「すごかったね、あの毒の威力。回りきるまで全く気づかなかった」という童磨に、あの毒は鬼の珠世さんが協力してくれたものだとしのぶは言います。

ただ、とても悔しかったと。

できることなら自分の作った毒でお前を葬りたかったけど、でも満足している、結果万歳だとしのぶは微笑みました。

まだ鬼の始祖も残っているけど、きっともう大丈夫。
仲間の誰かが必ずやり遂げてくれる、私はそう確信している。

そう静かに話すしのぶを見て、童磨は頬を赤らめます。

今はもうない心臓が脈打つような気さえする。
これが恋というやつかなあ、可愛いねしのぶちゃん

そう告げる童磨にしのぶの笑顔が張り付きます。

本当に存在したんだね、こんな感覚が。
ねぇ、しのぶちゃん、俺と一緒に地獄へ行かない?

童磨の誘いに「とっととくたばれ糞野郎」としのぶは笑顔で返しました。

紡がれた心 解かれた記憶

再び現実に戻り、伊之助は粉々になった童磨の欠片を踏みつけ「敵は討った」と高らかに笑いますが、流石に体力の限界で床に倒れ込みます。

ゼェゼェと息を切らしながら、伊之助はかつて炭治郎や善逸との会話を思い出しています。

俺に母親はいないという伊之助に、お母さんは誰にでもいるよという炭治郎。

だったら俺は捨て子だ、母親は俺がいらなかったんだ。

切り捨てるように言う伊之助に善逸は、やむにやまれぬ事情があったに違いないと言います。
本物の捨て子ならおくるみに名前なんていらないと。(善逸も捨てられた子供)

それでも「俺には母親の記憶なんてない、記憶がないならいないのと一緒だ」と言う伊之助に炭治郎は「そんなふうに言わないであげてくれ」と言います。

伊之助のお母さんはきっと、伊之助のことが大好きだったと思うよ。

母親の記憶を思い出したい之助は、大粒の涙を流し「母ちゃん・・・」と呟きました。

一方、カナヲはしのぶの蝶の髪飾りを探しています。

技の影響で右目がほとんど見えていませんが、短時間しか使わなかったのでこの程度ですんだと思っています。

そしてしのぶの姉、カナエのことを思い出して謝りました。

あの時泣けなくてごめんなさい・・・と。

カナヲはカナエが死んだ時、泣けなかったのです。

みんな泣いていたのに、カナヲだけ泣けませんでした。
とても動揺していたけれど、体中に汗をかくばかりで涙は出てこなかったんです。
でも、誰もカナヲを責めませんでした。

カナヲは身売りされた過去がありますが、それ以前にも両親から虐待を受けていました。

泣くと蹴飛ばされ踏みつけられ、引きずり回され水に浸けられました。

殴る動きをよく見ていないと「悪いところ」に当たって、次の朝には冷たくなっていた兄弟を何人も見てきていたんです。

ずっとそうしてきたカナヲは、とっさに泣けなくなってしまっていました。

でも今度はちゃんとできた。
言われたとおり仲間を大切にしていたら助けてくれた、一人じゃ無理だったけど仲間が来てくれた。

そしてしのぶの蝶の髪飾りを見つけたカナヲは、それをしっかり胸に抱きしめます。

そんなカナヲに、カナエとしのぶは頑張ったねと頭をなでてくれ、カナヲも初めて大粒の涙を流したのでした。

鬼滅の刃「163話 心あふれる」の感想

ようやく童磨を倒せましたね~!

今回も涙涙の回でした・・・(ToT)

しのぶはやっぱり死んじゃったんですね・・・(最後の最後までもしかしたら・・・と思ってました)。

童磨は最後にしのぶちゃん可愛いねってどうなってんだと思いましたがw

俺と一緒に地獄に行かない?って、行くわけねーだろッ(笑)

カナヲの過去は番外編で少し書かれていましたが、虐待も受けていたんですね><

でも心が戻ったよ~
感情が戻ったよ~

伊之助も人間らしくなってきたよ~

・・・にしても、鬼滅はけっこうアッサリ主要人物がなくなっていくのが怖い・・・(まるで進撃の巨人並み)。

まとめ

頸を斬られた童磨は体が崩れていく。

死を目前にしても童磨は何も感じることはなかった。

童磨にとって人間の感情というものは他人事の夢や幻と同じものだった。

伊之助は母親を思い、カナヲはカナエとしのぶを思い二人は涙を流した。

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