4/22発売の少年ジャンプで連載中の鬼滅の刃の最新話「155話 役立たずの狛犬」を読んだ感想を書いていきます。
ネタバレを含むので、まだ読んでいない人はご注意くださいね。
前号では、猗窩座(あかざ)が強さにこだわるのは病気の父親のため、その後師匠の慶蔵と娘の恋雪との出会いが描かれました。
鬼滅の刃「155話 役立たずの狛犬」のネタバレ
狛治(猗窩座)は、つきっきりで恋雪の看病を始めます。
恋雪は本当に体が弱く、ほぼ起き上がれない状態でしたが、父親の看病で慣れていた狛治はたいして辛いとは思わなかったようです。
恋雪は、狛治に自分のせいで鍛錬もできない・遊びにもいけないのは申し訳ないと日々謝ります。
気分転換に今夜は花火が上がるようだから行ってきてという恋雪に、狛治は「めまいが治まっていたら背負って橋の手前まで行こう」と提案します。
今日行けなくても、来年も再来年も花火は上がるから、その時行けばいいとも。
狛治を拾ってくれた恋雪の父、慶蔵は狛治のハクは狛犬の狛、俺と同じでなにか守るものがないとダメなんだと言います。
慶蔵は、老人が山賊に襲われていたのを助けたところ、自分の土地を古い道場を譲ってもらったそうです。
けれど、その土地と道場を自分たちのものにしたかった隣の剣術道場の人たちは当然面白くなく、慶蔵に嫌がらせをしていました。
そのせいで慶蔵の素流道場には門下生が増えませんでしたが、ここでの稽古と恋雪の看病で狛治の心は救われていきました。
狛治と恋雪
狛治が18歳になった頃、恋雪は16歳で寝込むこともほとんどなくなり、ごく普通に暮らせるようになっていました。
そして慶蔵から、恋雪と結婚してこの道場を継いでくれないかと提案されます。
恋雪も狛治のことを好きだと言っていると。
狛治は、花火を恋雪と見に行った晩に「本当に俺でいいんですか?」と聞きました。
恋雪は、子供の頃狛治が言ってくれた「今年花火を見れなかったとしても、来年再来年見に行けばいい」と言ってくれたことをずっと覚えていました。
恋雪は、来年も再来年も生きていられる自分の未来をうまく想像できなかったんです。
でも、狛治には恋雪の未来が見えていて、来年再来年の話をしてくれた。
「私は狛治さんがいいんです」という恋雪に「俺は誰よりも強くなって、一生あなたを守ります」と狛治は誓います。
狛治は父親が言ったように、自分にも真っ当な生き方ができるかもしれない、人生をやり直せるかもしれないと期待しますが、命に変えても守りたいと思った二人を殺されてしまいます。
狛治が結婚の報告のために父親のお墓参りに行っている間に、だれか(おそらく剣術道場の嫌がらせ)が井戸に毒を入れ慶蔵と恋雪が命を落としてしまいます。
狛治は、誓ったのに、口先ばかりで何一つ成し遂げられなかったと嘆きます。
狛治から猗窩座へ
素粒道場の親子が毒殺された後、生き残りの門下生一人が隣の剣術道場を襲撃。
剣術道場67名を素手による頭部破壊、内臓破壊で殺害。
復讐を終え、フラフラと歩いていたところ無惨に出会います。
無惨は一瞬で狛治の頭部を破壊して「12体ほど強い鬼を作ろうと思う。与えられる血の量にお前は耐えられるかな?」と問いかけます。
こうして狛治から猗窩座になり、記憶をなくし、再び強さを求め始めました。
守りたかったものはもう何一つ残っていないのに、家族を失った世界で生きていたかったわけでもないのに、百年以上無意味な殺戮を繰り返す。
なんとも惨めで、滑稽で、つまらない話だと猗窩座は邂逅しました。
鬼滅の刃「155話 役立たずの狛犬」の感想
今回の鬼滅、め~っちゃ泣けました!
やっとやっと幸せになれたのに!!
鬼滅の刃は、敵である鬼に対してもなぜそうなってしまったのかという過去を描きますよね。
(上弦の六だった堕姫と妓夫太郎もそうだったし)
敵のキャラクターも魅力的に感じるのはそのせいでしょうか?
運悪く?無惨に出会ってしまったのが、鬼になるきっかけだったんですね。
まとめ
恋雪の看病と素流道場の暮らしで、人間らしく真っ当に生きようと思う狛治。
18歳になった頃、恋雪と結婚して素流道場を継ぐということになり、一生恋雪を守ると誓う。
その最中、隣接する剣術道場の嫌がらせで、井戸に毒を入れられ慶蔵と恋雪を殺されてしまう。
剣術道場に襲撃し、復讐をするも無惨に鬼に変えられてしまう。
猗窩座編、長いですね!
次回で決着はつくのかな?
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