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プラダを着た悪魔のサイモンベイカーの役どころ!出演シーンとその結末も

映画

「プラダを着た悪魔」は華やかなファッション誌『ランウェイ』の熾烈な裏側を舞台とした、2006年公開の映画です。

「メンタリスト」で一躍話題の俳優となったサイモン・ベイカーさんも出演している作品ということで、改めて視聴するファンも多いみたいですよね!

サイモンさんはいったいどんな役で出演しているのか?
出演シーンは?

まとめてみました!
(作品のネタバレを含みます。ご注意ください)

プラダを着た悪魔のサイモンベイカーの役どころ

サイモン・ベイカーさんは「クリスチャン・トンプソン」役で出演しています。

クリスチャンはフリーライター。

アンディが学生時代から憧れていた存在で、彼女が好きな雑誌のすべてで素晴らしい記事を書いている実力派。

アンディは大学時代にクリスチャンのエッセイ集の書評を書いたこともあります。

そのため、初めて会った時アンディは大感激。

性格は陽気で気さく。
女好きでアンディのことも口説こうとあの手この手を使います。

少しキザなところがあり、パリコレでアンディと会った時は英語とフランス語を混ぜて話したりと、ナンパな雰囲気も漂わせていました。

でもただの女好きなキャラではありません。

ミランダの実現不可能な命令でクビ寸前になるアンディを救ってくれるなど、かなり良い人でもあるクリスチャン。

それが下心ありの親切だったとしても、アンディのために骨を折ってくれるところは好感度大です。

カッコよくて色気のあるサイモンさんの役柄に惚れた人も多いようです。

ポジションとしては脇役ですが登場シーンは多く、主役のアンディ(アン・ハサウェイ)とイイ仲になるなど美味しい役どころでもあります。

サイモン・ベイカーの出演シーン

アンディとの出会い

ふたりの出会いは、とある若手デザイナーのパーティー。

ミランダの言いつけでパーティー中デザイン画を受け取りに行ったアンディ。

バー・カウンターで強い酒をすすめられ、あやうく飲んでしまいそうになるところをクリスチャンに助けられます。

その時のセリフがとてもユニークです。

「この前ジェームズのパーティでそれを飲んだんだ。ホーボーケン(アメリカのハドソン郡にある都市)で目が覚めたら、ポンチョとカウボーイ・ハット以外、何も身に着けていなかったよ」

アンディはそのお酒を飲むとどうなるのか察し、クリスチャンに感謝します。

そしてお互いに自己紹介をするのですが、アンディはクリスチャンの名前を聞いて大興奮。

彼はアンディの学生時代からの憧れのライターだったからです。

クリスチャンはアンディの書いたものを読みたいと言い、ジャーナリストを目指しているアンディは記事を送る約束をします。

ミランダの下で働いていることを伝えると、絶句するクリスチャン。

「えっ、冗談だろ?それは最悪だ」
「君はいい娘だし、頭も良さそうだ。その仕事は無理だ」

ミランダの元では耐えられないだろうと言うクリスチャン。

でも「君に会えて良かった」と、また会いたいというニュアンスの別れを言います。

この頃のアンディはまだ垢ぬけない、ファッションセンスゼロの女の子でした。

でもそんなアンディを、クリスチャンはバカにはしなかったのです。
この時からアンディのことを気に入っていたようです。

アンディの窮地を救う

ミランダに「双子の子どもたちのために『ハリー・ポッターの出版前の新作』を用意しろ」と命じられたアンディ。

もちろんそんなものはどこを探してもありません。

しかし午後3時までに手に入らなければ「戻ってこなくていい」とクビを宣告されてしまい、必死で出版業界をはじめあらゆるツテに電話をかけまくり、頼みこみます(かわいそう・・・)。

断られ続ける中で、クリスチャンにも電話。

「ハリー・ポッターの原稿だって?まさか、冗談だろ?」
「こんなことお願いしてすみません。でももう切羽つまってて」
「彼女に無理だと言うんだな」

さすがのクリスチャンも、『出版前のハリー・ポッター』という難題を前にお手上げだと言います。

どこを探しても見つけられず、クビを覚悟したアンディ。

ところが、残り時間わずかになって、クリスチャンから電話が入ります。

「僕は天才だよ!いや本当に。僕の栄誉を称えて記念碑でも建ててもらわないとね」
「えっ?まさか・・・」
「友人の友人が装丁の仕事をしていて、彼女が偶然原稿を持ってたんだ」

すごい!(いろいろ大丈夫なのか・・・?w)

フリーライターのクリスチャンの人脈で、アンディは見事に出版前の原稿を手に入れます。

頼れる男クリスチャン。

友人の友人に何と言って原稿をコピーさせてもらったのか不明ですが、ただの女好きで終わらない、デキる男なところが人気の秘密のようです。

パーティーでアンディと再会

無事クビのピンチを乗り越えたアンディはファッションの面白さに目覚め、少しずつミランダの命令をこなせるようになっていきます。

デザイナーズブランドを着こなし、メイクやアクセサリーにも気を配るようになったアンディは、見違えるようにキレイになりました。

ミランダに同行したパーティーで、アンディはクリスチャンと再会します。

「驚いたよ。君、・・・すごくキレイだ」

以前のアンディに比べてすっかり垢ぬけ、流行ファッション誌のアシスタントらしくなった彼女を、クリスチャンはさっそく口説きにかかります。

「ああ、もしバカな彼氏さえいなかったら、今ここで、君をどこかにさらっていくのに」

さらりとキザなセリフが出て来るところが、口説き慣れしているかんじですねw

でもそれが嫌味にならず、魅力的に映るのがサイモンさんのすごいところ。

この後も『ニューヨーク・マガジン』の担当を紹介すると言ったり、送ってくれた記事を読み、君には才能があると言ったり、アンディをガッツリ落としにかかっています。

しかし、この時アンディは、本当は帰宅して彼氏(エイドリアン・グレニアー)の誕生日を祝うはずだったのです。

ミランダに急きょ命じられたため、パーティーに来ていました。

「やっぱりだめ。ごめんなさい。帰らなくちゃ」

1杯だけつきあって欲しいというクリスチャンの誘いを断るアンディ。

「分かった。じゃあ、その『彼氏くん』によろしく」

クリスチャンは多分ここまで女性にフラれ続ける経験がなかったのではないでしょうか?(モテ男ゆえ)

『彼氏くん』という言い方に、ものすごいトゲを感じますw

原文でも「your boyfriend」と言うところを「the boyfriend」と発言し、「その邪魔な男」というニュアンスを出しています。

パリ行き前

ミランダの第一アシスタントの代わりに、急きょパリコレに同行することになったアンディ。

その直前に、友人の展覧会でクリスチャンと遭遇します。

「ちょうど今、君のことを考えていたんだ」

・・・この言い慣れている感がまた憎いですねw

女性には誰にでも言いそうなのに、憎めないのはサイモンさんの魅力のせいでしょうか。

アンディがパリに行くと伝えると、クリスチャンは喜びます。

自分は「7区」にあるホテルに泊まるといい、向かいには「人生を変えるような」レストランがあると言います。

このさりげない誘いのセリフ、カッコいいですね。

それなのに、

「悪いけど、忙しくて暇がないわ。誰か他の娘の人生を変えてあげて」とつれないアンディ。

お前、乗っておけよ・・・(彼氏とは冷戦中)。

でもクリスチャンも負けていません。

「それは残念。他の娘なんて見つかるかどうか自信がなくなってきたからね」

そしてアンディの頬にキスして立ち去ります。

なんという手練れ・・・。

これで落ちない女がいるのでしょうか?

押してダメなら引いてみろですね!w

しかしこのキスシーンを友人にがっつり見られ、アンディは別の大ピンチ。

彼氏と破局寸前になってしまいます。

もうクリスチャンとくっつけばいいよ!w

パリコレ

彼氏との一件で傷心気味のアンディですが、パリコレ同行という仕事はきっちりこなします。

ミランダのインタビュー中、待っているアンディの脇にさりげなく現れるクリスチャン。

「ずっと気になってたんだけど、君は『ハリー・ポッター』の件で、まだ僕に借りがあるよね?」

それを言われると弱いアンディ。

クリスチャンは攻撃の手をゆるめません。

「今夜は仕事?」
「ないわ。ミランダがディナーに行くから」

ここでクリスチャンは内心ガッツポーズ。

でも紳士なので、一応聞きます。

「良かった、空いてるんだ。あ、でも『彼氏』の問題があったっけ」

彼氏と破局しかけているアンディは、悲しそうに顔をそむけます。

女性に悲しい顔をさせるのは本意ではない・・・。
と見せかけて、喜ぶクリスチャン。

彼氏とうまくいっていないなという察しの早さもさすがです。

「待って、言わなくていい。あの彼もイナイ?それはタイヘン、オキノドク」

ここは原語では英語とフランス語を混ぜた遊び心のあるセリフとなっており、クリスチャンのキザでいいかげんな口調が強調されているシーンです。

でもサイモンさんの演技により、それがまたステキなんですよねw

このあと、「何時に迎えに行けばいい?」「電話するよ!」と強引に約束をとりつけ、いよいよアンディとのクライマックスに向かっていきます。

アンディが落ちるまであと少し!

パリでの一夜

約束どおり「人生を変える」レストランで食事をするアンディとクリスチャン。

アンディは普段よりお酒をキメているようです。

憧れの(憧れの人という設定を忘れそうw)クリスチャンと食事で舞い上がっているのか、彼氏と別れたヤケなのか・・・。

ミランダについて熱く語るアンディを軽くいなすクリスチャン。

大人です。

ミランダを擁護するアンディを「暗黒面に落ちようとしている」とからかうクリスチャン。

「怒るわよ」
「怒らなくていい。セクシーだよ」

はぁ?ってかんじですが、酔っているアンディは徐々にクリスチャンの毒牙にかかっていきます。

「セクシー?本当?」
「本当だ」

憧れの人にこんなことを言われたら、いくら彼氏持ちでもグラグラしてしまいそうですよねw

そしてとどめが、美しいパリの夜景です。

食事の後、パリの通りを歩くふたり。

アンディはだいぶ酔っています。

「僕はこの街を知り尽くしてる。世界中で一番好きな場所さ。ガートルード・スタインはかつてこう言った。『アメリカは我が祖国、パリは我が故郷』。そのとおりさ」

口説く時も教養が顔を出すクリスチャン。

でもそれが嫌味になりません。

「そういう文句を書き溜めて・・・。私みたいな女の子を口説く時用に取っておくの?」

アンディのつっこみももうキレがありません。

そしてそれを否定しないクリスチャン。

それが「僕の生き方」だと言います。

そういえばフランスは恋愛至上主義の国でしたw

「私、どうしてみんながそんなにパリに夢中になるのか分からなかったの・・・。でも・・・、すごくきれい・・・」

流れでクリスチャンにキスされ、あわてるアンディ。

「あ・・・、だめ、ごめんなさい。だめなの。私・・・、知ってるでしょ。ネイトと私、ちょっと前に別れたばかりで、だから・・・」

でも強引にキスに行くクリスチャン。

アンディも避けません。

ワインを飲みすぎて、耳も目も頭もおかしくなってるとつぶやくアンディ。

夜景の中、ロマンチックなキスが続きます。

「だめよ、私、あなたのことほとんど知らないし、知らない街にいるし、私・・・、もう、言い訳が出て来ない」
「そりゃ良かった」

良心と夜の雰囲気の板挟みで混乱しながらも、クリスチャンを受け入れるアンディ。

情熱的なキスを交わしたふたりは、そのまま一夜を共にします。

これだけ会ってるのに「あなたのことほとんど知らない」と言われてショックを受けないクリスチャンはさすがですねw

そしてパリの夜景効果恐るべし!

ラスト・一夜明けて

ホテルの一室で目覚めたアンディは、時計を見てあわてて服を着ます。

そしてクリスチャンのカバンに『ランウェイ』の表紙を見つけ、思わず手に取ります。

「これ、いったい何?」
「新しい雑誌の見本レイアウトだよ」

それは、現編集長ミランダをおろし、新しい編集長の元でつくる新・『ランウェイ』の見本でした。

驚くアンディ。

フリーライターであるクリスチャンは、新しい『ランウェイ』でも仕事をする予定なのでしょう。

クリスチャンはこのイベントが終わったら、出版社の会長がミランダに告げることになっていると言います。

「それでミランダは知らないの?」
「彼女も子どもじゃないんだから、大丈夫だよ」
「ひどい・・・、もう行くわ」

ミランダの理不尽な命令にうんざりしながらも、彼女の驚異的な仕事ぶりやプロフェッショナルな姿勢を尊敬していたアンディは、ミランダにこのことを伝えなければと急ぎます。

「アンディ、アンディ、もう決まったことなんだ。ベイビー、もう決まったんだって」

あわててアンディを引き止めるクリスチャン。

なだめるように「ベイビー」と呼びかけます。
アンディの気持ちは、そのセリフで一気に冷めたようです。

「私、あなたのベイビーじゃないわ」

ばしっと別れの言葉を投げつけ、ホテルを後にするアンディ。
かっこいいですね!w

そしてちょっと情けないサイモンさんもまた魅力があっていいw

クリスチャンとアンディは以降からみはありません。

クリスチャンはこの後のレセプション・ルームでのミランダのスピーチの時に、座っているところが映ります。

まとめ

サイモン・ベイカーは「クリスチャン・トンプソン」というフリーライター役で出演している。

クリスチャンはアンディが学生の頃から憧れている実力派ライター。

アンディがまだ垢抜けない頃から親切にしていた。

彼氏とケンカ別れして落ち込むアンディに漬け込む形ではあるが、口説いて一夜をともにした。

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