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「さんかく窓の外側は夜」あらすじと感想!異色BL漫画でアニメ化・映像化はされる?

「さんかく窓の外側は夜」は、2019年10月現在7巻まで出ている、ヤマシタトモコ先生のBLマンガです。

ほん怖×ほんのりBL度★★★
いちばん怖いのは生きている人間★★★★★
ヤ●ザ萌えもありますよ★★★★

「コワイお話は好きですか~?」
はい、大好きです!!(グロ除く)
というわけで、本当にあった怖い話系×イケメンBLのダブルおいしい作品、「さんかく窓の外側は夜」の感想です。

異色BLとしても話題のマンガですよ~^^

さんかく窓の外側は夜の感想

普通のマンガにも見えるのにBLマンガ!

 

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とはいってもこのシリーズ、いわゆる「ボーイズラブ」かと聞かれると「う~ん??」となってしまいます。

濡れ場はまったくないし、なんならキスすらありません(時々手はつなぐ←霊的に)。

主役ふたりは恋し合ってるわけでもなく、友達でもなく・・・、ただの雇用関係です。

じゃあ一般向けかというと、フツーの漫画読みにはおすすめできない単語がチラホラw

とくに1巻~2巻あたりは、ちょいちょい片方からデカすぎる矢印が出ています。

深読みできてしまうセリフとか、行動とか・・・。

一般書籍ギリギリセーフ、だけどBL経験値をつんだ腐女子だけが敏感に感じ取れる、あやしい関係性にドキドキできますw

さんかく窓の外側は夜のあらすじ

舞台は現代のとある都市、書店で働く平凡なメガネ男子、三角(みかど)くんが主人公。

三角くんにはある悩みがあります。

それは「霊が見えてしまう」こと。

見たい見たくないに関わらず、街中の幽霊(?)をばっちり目撃してしまうのが彼の日課。

しかし三角くんはユーレイが大のニガテ・・・。

怖いのに見えてしまう、でも関わり合いになりたくないから極力無視、無関心。

そんな彼の元に現れたのが、意味ありげイケメン男子、冷川(ひやかわ)。

彼は三角くんを「僕の運命だ」と呼んで・・・。

「君が僕の運命だ」なんて言われたら、「はい、もう好きにしてください!(受けを)」ってかんじなんですが、ここから三角くんの受難が始まります。

ニガテなのに除霊事務所(表向きは特殊清掃)で働くことになり、ユーレイの出るマンションや殺人現場(!)やらに連れまわされ、グロいユーレイを見まくったあげく冷川の特技:除霊アタックはなんと三角くんの魂?を利用するもの。

「やめろ~」と言いつつも、冷川の除霊はとっても気持ちが良くて・・・。
と、ここでやっとBL要素入りますが「気持ちいいでしょ?」(にっこり)と言われても、現場はいつもサツバツ(霊的に)としているため、とてもイイ雰囲気にはなりません・・・残念。

などとちょっとドタバタな展開もありつつ、話はスピーディに進みます。

さんかく窓の外側は夜の登場人物


1巻で早くも重要キャラ3人が登場。

霊をまったく信じない刑事「半澤(はんざわ)」、インチキだけど霊感は強い占い師「迎(むかえ)」、そして今後の話の中心となる呪い屋の女子高生「非浦英莉可(ひうらえりか)」。

そのほか、エリカの用心棒、ヤ●ザの「逆木(さかき)」、エリカの師匠、通称「先生」と様々なキャラが出てきます。
(とくに逆木がとてもカッコイイ!お気に入りです!)

そして次巻への引きが、いつもとてもうまい・・・!

続きが待ち遠しい。

BLのようでBLじゃない、でもちょっとBLな後書きも楽しいです。

ところで、女性キャラがBLに出張るのがあまり好きでない方もいるかと思います。

この「ヒウラエリカ」、主役ふたりに絶妙なからみかたをするので、無視することができません。

が、こちらもとてもいいキャラクター。

何より、彼女の生い立ちや呪いのやり方が非常に興味深く描かれているので(初めはあまり明らかにならず、巻数が進むごとに少しずつ明かされていきます)主役二人とは別な意味で行く末が気になる存在です。

「さんかく窓の外側は夜」の冷川の過去とは?

そして、5巻以降クローズアップされるのが、冷川の過去。

こちらもかなり衝撃的な生い立ちの持ち主であることが判明して(ネタバレで書きますと、とある宗教団体の出身です)今までの数々の奇行や発言の不思議ちゃんさが、納得できるものとして描かれています。

それをふまえて1巻から読み返してみると、かなり伏線的なものもあったり・・・。

冷川はふわふわと掴みどころのない言動で何を考えているのか分からないところ、でもサイコパスでも腹黒でもなく、子供のように無邪気で、なのに人の気持ちを理解できないところがあり、と、それがゾッとしつつも、あやうい魅力のキャラクターになっています。

彼が「運命だ」と呼ぶ三角くんに出会って、良い方へ変わっていくのか、やっぱり人は人を変えられないというバッドエンドに突き進むのか、いやいや三角くんに会って愛を知ったよ二人は永遠だょ・・・(幸せなキス)になるのか(ならない)、まだまだ続きが気になる作品です。

気になるといえば、すすまない主役二人の仲ですが、6巻時点でもまだ!なにも!起こっていません!

最新刊の7巻でさえ!何も起こっていない!

6巻はもはやそれどころではない展開なので(エリカ関連)、BL度はますます下がる一方なのですが、物語的には最高に盛り上がりました。

お互い恋愛感情ではないけど、トクベツな関係にはなってるみたいです(?)。

腐女子的にはそれもまた萌え心をくすぐりますね。

作中で「(あの二人)付き合ってないの?」とみんなに言われるシーンが唯一のBLポイントでしょうか(でも萌えた!)。

キャラクター同士のちょっとしたやり取りがすごく楽しいです。

「さんかく窓の外側は夜」アニメ化や映像化の可能性は?

実は、この「さんかく窓の外側は夜」という作品、とてもアニメ化や実写化しやすい作品だと思うんですね(個人的に)。

ビーエルビーエルしてないので、普通のアニメとしても受け入れられやすいんじゃないかな~と思うし、除霊師という題材(?)なので、実写化するとしてもスタイリッシュにかっこよく見せることができるのではないか、と。

作品のファンの間でも、アニメ化や実写化は望まれているんですよ!

同じBL作品の「ギヴン」「囀る鳥は羽ばたかない」がアニメ化しているので、十分可能性はあると信じています!

ただ、エリカの「呪いの言葉」をどう表現するかですね~。
下手にサウンドエフェクトとか使って、音に音をかぶせる表現にするとダサくなる感じがします^^;

まとめ

「さんかく窓の外側は夜」は、ヤマシタトモコ先生の異色BLホラー漫画。

いわゆるBLマンガにありがちなシーンは一切なし。
幽霊や呪いと言ったワード満載なので、ホラー要素が好きな方にもおすすめ。

話の展開はスピーディーに進むけど、主人公二人にBL的な展開はなし。

漫画ファンの間でもアニメ化や実写化が望まれている作品。

ラブラブいちゃいちゃだけのBLには飽きた方、ともだちでも恋人でもない、ちょっといびつだけど強い絆の関係性が見たい方におすすめ!

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